VIPA制御機器

*****VIPA製品をお使いの事業所様へ 2023年08月29日記******

コロナ禍以前に始まった半導体不足の影響がいまだ続いております。

現在、一部の製品では、在庫切れ、生産計画もままならない状態の物が多数発生しています。

私どもの方で見積依頼を掛けても、”生産の見通し無し”との回答が来ます。

せっかく、コロナ化が明けようとした途端に ウクライナ戦争が勃発。半導体の生産ラインは軍需へ優先的に組まれ。民生品へは回ってこないようです。

戦火から遠い日本では、戦争の緊張感がなかなか伝わりませんが、ヨーロッパの方たちに取っては、深刻な災難となります。私たちは、この生産状況を静かに見守るしかありません。

*****VIPA製品をお使いの事業所様へ 2022年10月19日記******

VIPAはシーメンスのSimatic S7-300の互換機である300Sシリーズを2028年に生産停止するとのアナウンスしております。合わせて、ウクライナ情勢に端を発した経済状況の変化により、半導体不足、輸送費増大、為替円安などの現象が起きており、ビジネスを行うには困難な事となっております。

そのような中、300Sシリーズの納期は250日予定となっております。半導体不足により、製品に組み込まれる半導体の供給が減少しており、このような状態となっております。

お客様におきましては、250日という納期にあきらめてしまうかもしれませんが、半導体供給の状況に見通しが立たない中、発注をかけていただかない限り事は進みませんのでご注意ください。

見積もりの内容によって、前金をお願いする場合もございますので、どうぞご了承頂けますようお願いいたします。

2028年終息の予定、現在の納期250日と、綱渡り的なスケジュールとなっております。日本国内において海外製生産設備に携わる方たちのご苦労は大変なことかと思います。是非、保全計画を立てていただき、安定した生産活動を継続していただきたいと願います。

*****VIPA製品をお使いの事業所様へ 2022年10月以前記******

VIPAはシーメンスSimatic互換機のメーカーとして、ドイツではある程度の支持を受けている会社であります。近年、安川電機のヨーロッパ法人YASKAWA Euroに買収され、段階的にVIPAの名称が使われなくなりつつあります。現在はVIPAのURLは残っていますが。YASKAWA Europe Gmbhと会社表記が更新されています。

そのような中で、VIPAはシーメンスのSimatic S7-300の互換機である300Sシリーズを2028年に生産停止するとのアナウンスを出しました。まだ先の話とお考えになるか、生産設備の維持管理の視点から早急とお考えになるかはご担当者様次第ですが、そのように事が進んでいくことかと思いますので、予めご了承ください。

生産停止の布石として、VIPAで提供されているプログラミングソフトウエアーの最新版は、100V、200V、300Sには対応しなくなっております。(シーメンスのSTEP7もしくはTIAによりプログラミングは可能です。もちろん、弊社取り扱いのIBHSoftecのS7 for Windowsでも可能です。)また、PLCとパソコンをつなぐインターフェースケーブルもVIPA製の物は在庫限りです。(こちらもSiemens製やIBHSoftec製の物が使用可能です。)

Siemensの互換機を販売しているVIPAをYASKAWA Euroが買収。日本におけるシーメンスと安川電機の出資会社である安川シーメンス・オートメーションドライブの解消など大企業間の何らかの思惑を感じますが、弊社は、YASKAWA Euroに買収される前からVIPAとのご縁をいただいております。今後、YASKAWA Euroの親会社である安川電機の判断で、どのように成るかは不明ですが、継続的にVIPA製品を日本の方達にご提供できるように努めてまいります。

いずれ、本家シーメンスもS7-1500への完全移行を果たすべく、S7-300シリーズを生産停止にすることかと思います。日本国内において海外製生産設備に携わる方たちのご苦労は大変なことかと思います。是非、長期的な計画を立てていただき、安定した生産活動を継続していただきたいと願います。